特集 Evidence Update 2020 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 消化性潰瘍治療薬
米田 博輝
1
1弘前大学 大学院医学研究科総合地域医療推進学講座
キーワード:
ICU
,
消化管出血
,
消化性潰瘍
,
消化性潰瘍治療剤
,
Misoprostol
,
Pantoprazole
,
Rabeprazole
,
小腸疾患
,
Esomeprazole
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
Rivaroxaban
,
Vonoprazan
,
小腸潰瘍
Keyword:
Anti-Ulcer Agents
,
Intensive Care Units
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Misoprostol
,
Rivaroxaban
,
Pantoprazole
,
Peptic Ulcer
,
Rabeprazole
,
Esomeprazole
,
1-(5-(2-fluorophenyl)-1-(pyridin-3-ylsulfonyl)-1H-pyrrol-3-yl)-N-methylmethanamine
pp.54-58
発行日 2020年1月5日
Published Date 2020/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020106290
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>◎内視鏡的粘膜下層剥離術後の治療として、P-CABとPPIは、いずれも有効な選択肢となりうる。◎ICUにおけるストレス潰瘍予防に対して、PPIは上部消化管出血を抑制するが、死亡率の減少までは期待できない可能性がある。◎小腸潰瘍に対する治療の選択肢の一つとして、ミソプロストールが有効である。◎DOAC投与中の患者の上部消化管イベントに対してPPIが有効である可能性がある。◎消化性潰瘍治療薬の合理的な選択のためには、患者のリスクを考慮することが重要である。
Copyright© 2020 NANZANDO Co.,Ltd. All Rights Reserved.