特集 ここまで明らかになった小腸疾患
小腸の各疾患 血管性病変
澤田 つな騎
1
,
中村 正直
,
藤城 光弘
1名古屋大学医学部附属病院 光学医療診療部
キーワード:
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
,
血管疾患
,
IgA血管炎
,
生検
,
動静脈奇形
,
多発動脈炎-結節性
,
小腸疾患
Keyword:
Arteriovenous Malformations
,
Biopsy
,
Churg-Strauss Syndrome
,
Vascular Diseases
,
IgA Vasculitis
,
Polyarteritis Nodosa
pp.67-72
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020120530
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<Headline>1 小腸血管性病変は、小腸内視鏡の進歩により、実臨床の場において遭遇することが多くなってきていると考えられ、その特徴などを把握しておく必要がある。2 Angioectasia、Dieulafoy病変、動静脈奇形に代表される小腸血管の形態異常を伴う病変は、時に消化管出血として緊急での対応を要するが、内視鏡により治療できることも多く、消化器内視鏡医の対応が重要である。3 血管炎症候群に小腸病変は、診断に苦慮することも少なくないが、原因不明の小腸の潰瘍を伴う病変を診断するにあたり念頭におくべき疾患である。
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