特集 食物アレルギー「食べる」ということを根本から見なおしてみる
食物アレルギーガイドライン 花粉-食物アレルギー症候群
猪又 直子
1
1昭和大学 医学部皮膚科学講座
キーワード:
Allergens
,
交差反応
,
診療ガイドライン
,
Profilins
,
地域差
,
花粉・食物アレルギー症候群
Keyword:
Allergens
,
Practice Guidelines as Topic
,
Cross Reactions
,
Profilins
pp.1289-1295
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022318443
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▼花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)は、花粉との交差反応によって生じる食物アレルギーで、果物や野菜などの植物性食品が原因となる。▼春に飛散するシラカンバやハンノキなどカバノキ科樹木花粉による感作が原因で生じるリンゴやモモなどのバラ科果物アレルギーが代表的である。おもなアレルゲンコンポーネントはPR-10やプロフィリンで、豆乳アナフィラキシーのスクリーニングには大豆PR-10のGly m 4に対する特異的IgE抗体測定検査がある。▼診断には、新鮮な食材を用いるプリック-プリックテストが有用である。
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