特集 川崎病の今
急性期以降の治療 川崎病心臓血管後遺症の診断と治療に関するガイドライン改訂のポイント
深澤 隆治
1
1日本医科大学付属病院 小児科
キーワード:
冠動脈疾患
,
心エコー図
,
川崎病
,
冠血管造影
,
重症度指標
,
診療ガイドライン
,
後遺症
Keyword:
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Coronary Angiography
,
Severity of Illness Index
,
Coronary Disease
,
Practice Guidelines as Topic
,
Echocardiography
pp.119-124
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021135335
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<Key Points>(1)今回のガイドライン改訂では冠動脈瘤の大きさの評価にZスコアによる分類が導入された。(2)動脈瘤の大きさによる重症度分類とCALの経過による重症度分類に応じて、検査・治療が層別化されている。(3)急性期に動脈瘤を生じた症例では、生涯血管リモデリングが継続するため、生涯にわたる経過観察が必要となる。(4)「ライフステージに応じた経過観察」の章が新設され、とくにAYA世代の診療逸脱予防、自立性の確立、移行医療について記載された。
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