特集 おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
ガイドラインに基づく心臓血管後遺症の診療 冠動脈画像検査
須田 憲治
1
1久留米大学 医学部小児科
キーワード:
冠動脈疾患
,
川崎病
,
診療ガイドライン
,
後遺症
Keyword:
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Coronary Disease
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1201-1206
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021337214
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●心筋虚血所見の認められる患者では心臓カテーテル造影検査を行う。●心筋血流イメージングは、心筋虚血の検出力が高く、冠動脈瘤のある症例で有用性が高い。●冠動脈造影CT検査は、短時間の撮影で冠動脈全体の形状が把握でき、狭窄の検出率も高い。●MRIは、放射線被曝がなく、適切な撮影条件で冠動脈形態の観察が可能である。●検査選択には被曝放射線量、薬物負荷の有無、検査時間や鎮静の有無、施設の経験等を考慮する。●冠動脈中等瘤以上では、退縮しても3~5年ごとの心筋虚血評価と冠動脈画像検査を考慮する。
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