特集 おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
ガイドラインに基づく心臓血管後遺症の診療 冠動脈血行再建術
津田 悦子
1
1国立循環器病研究センター 小児循環器内科
キーワード:
冠動脈疾患
,
冠状動脈バイパス術
,
川崎病
,
診療ガイドライン
,
経皮的冠状動脈インターベンション
,
後遺症
Keyword:
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Coronary Disease
,
Practice Guidelines as Topic
,
Coronary Artery Bypass
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.1219-1223
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021337217
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●川崎病による冠動脈狭窄性病変に対する冠動脈血行再建術は、QOL、予後を改善しうる有用な治療法である。●冠動脈血行再建術の適応と介入時期は予後に影響する因子となりうるので、年齢と冠動脈障害を考慮し、慎重に判断する。●川崎病による冠動脈障害と粥状硬化による冠動脈障害は病態が異なるため、PCI施行に際して相違点に留意する。●外科的冠動脈バイパスグラフト術(CABG)のほうが、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)に比較し、予後についてのエビデンスレベルは高い。
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