特集 おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
ガイドラインに基づく心臓血管後遺症の診療 薬物療法
松裏 裕行
1
1東邦大学医療センター大森病院 小児科
キーワード:
冠動脈疾患
,
血管拡張剤
,
血栓溶解療法
,
抗凝固剤
,
心筋梗塞
,
川崎病
,
血小板凝集阻害剤
,
診療ガイドライン
,
後遺症
Keyword:
Anticoagulants
,
Thrombolytic Therapy
,
Vasodilator Agents
,
Myocardial Infarction
,
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Coronary Disease
,
Practice Guidelines as Topic
,
Platelet Aggregation Inhibitors
pp.1213-1217
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021337216
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●冠動脈瘤の有無によらず低用量アスピリンを3ヵ月間程度投与する。●冠動脈瘤が残存した場合は、低用量アスピリンを継続し、中等瘤ないし巨大瘤ではクロピドグレルなどを併用する。●巨大瘤、急性心筋梗塞既往、瘤内血栓形成を伴う症例ではワルファリンと低用量アスピリンを併用する。●スタチン投与が冠動脈イベントの予防目的で推奨された。●冠動脈後遺病変における狭窄抑制目的でACEIもしくはARBが推奨された。
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