特集 おさえたい川崎病ガイドラインのツボ
ガイドラインに基づく急性期治療 インフリキシマブ
山村 健一郎
1
1九州大学 医学部小児科
キーワード:
川崎病
,
診療ガイドライン
,
Infliximab
Keyword:
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Infliximab
,
Practice Guidelines as Topic
pp.1163-1167
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021337208
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●インフリキシマブはわが国では3rd lineの治療として用いられることが多いが、2nd lineでも有効であり使用例が増えつつある。●短い投与時間や早い解熱効果のため、追加治療の判断を早期に行いやすい。●約20%で不応であり、その場合は速やかに血漿交換などの追加治療に移行する。●川崎病に対しては単回投与であり、安全性についてもデータが蓄積されつつある。●1歳未満への使用例も報告されているが、適応は慎重に検討する。
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