特集 小児血液・腫瘍疾患の最前線
診療のトピックス 急性骨髄性白血病に対する分子標的薬
富澤 大輔
1
1国立成育医療研究センター 小児がんセンター
キーワード:
変異
,
白血病-急性骨髄性
,
免疫療法
,
Protein Kinase Inhibitors
,
Interleukin-3 Receptor Alpha Subunit
,
fms-Like Tyrosine Kinase 3
,
分子標的治療
,
Sialic Acid Binding Ig-like Lectin 3
,
CPX-351
Keyword:
Leukemia, Myeloid, Acute
,
Immunotherapy
,
Mutation
,
CPX-351
,
Sialic Acid Binding Ig-like Lectin 3
,
Protein Kinase Inhibitors
,
Molecular Targeted Therapy
,
Interleukin-3 Receptor alpha Subunit
,
fms-Like Tyrosine Kinase 3
pp.449-454
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020164988
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●小児AMLの標準治療は化学療法と造血幹細胞移植からなるが、依然として再発率が高く、新規治療の導入が求められている。●2017年以降、抗CD33抗体薬物複合体、FLT3阻害薬、IDH1/2阻害薬、Bcl-2阻害薬などの新規医薬品が国内外で成人AMLに対して承認されている。●小児と成人とではAMLの生物学的特性、患者の毒性プロファイルが異なり、成人を中心とした開発のほか、小児に特化した治療開発も求められる。●小児AMLの希少性を考慮すると、再発・難治例を対象としたマスタープロトコルの導入など、効率のよい治療開発システムを導入していく必要がある。
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