特集 小児血液・腫瘍疾患の最前線
診療のトピックス 高リスク神経芽腫に対するGD2抗体療法
高橋 義行
1
1名古屋大学 大学院医学系研究科小児科学
キーワード:
モノクローナル抗体
,
神経芽腫
,
免疫療法
,
分子標的治療
,
GD2 Ganglioside
Keyword:
Antibodies, Monoclonal
,
Immunotherapy
,
Neuroblastoma
,
Molecular Targeted Therapy
,
Ganglioside, GD2
pp.455-458
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020164989
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●神経芽腫に対する免疫療法の標的分子として、ジシアロガングリオシドGD2抗原タンパクに対するモノクローナル抗体がGD2抗体である。●治療毒性(疼痛、アレルギー反応、血管漏出症候群など)があるものの管理は可能で、欧米ではすでに高リスク神経芽腫の標準治療薬として保険承認されている。●わが国では米国製剤、欧州製剤ともに治験が行われており、ドラッグラグ解消のため早期承認が望まれている。
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