特集 神経筋疾患、新たな治療の時代へ
各疾患の治療の現状 脊髄性筋萎縮症
齋藤 加代子
1
,
加藤 環
,
松尾 真理
1東京女子医科大学 臨床ゲノムセンター
キーワード:
Antisense Oligonucleotides
,
筋萎縮症-脊髄性
,
脊椎内投与
,
臨床試験
,
エクソン
,
治療成績
,
遺伝学的検査
,
Survival of Motor Neuron 2 Protein
,
アンチセンス療法
Keyword:
Clinical Trials as Topic
,
Muscular Atrophy, Spinal
,
Injections, Spinal
,
Genetic Testing
,
Exons
,
Treatment Outcome
,
Oligonucleotides, Antisense
,
Survival of Motor Neuron 2 Protein
pp.41-44
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020104621
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●脊髄性筋萎縮症に対する核酸医薬品ヌシネルセン(スピンラザ)が製造販売承認を取得した。●運動ニューロン病SMAの治療に加えて発症予防の可能性が拡がり、大きなbreak throughとなった。●低分子医薬品の経口投与、AAVベクターによる遺伝子静脈内投与の治験実施と発展している。●診療現場では、臨床診断と遺伝学的検査による早期診断、早期治療介入が重要になった。●発症前診断をして治療し、バイオマーカーのSMNタンパク量にて治療経過を追うことも可能である。
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