特集 産科診療の進む道-診療ガイドラインの先にあるもの-
切迫早産管理の動向
田嶋 敦
1
,
谷垣 伸治
,
小林 陽一
1杏林大学 医学部産科婦人科学教室
キーワード:
Ritodrine
,
子宮疾患
,
妊娠合併症-感染性
,
診療ガイドライン
,
リスク評価
,
プロバイオティクス
,
Hydroxyprogesterone Caproate
,
早産-切迫
Keyword:
Probiotics
,
Uterine Diseases
,
Ritodrine
,
Pregnancy Complications, Infectious
,
Risk Assessment
,
Practice Guidelines as Topic
,
17 alpha-Hydroxyprogesterone Caproate
pp.718-722
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022248367
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早産は多因子疾患であり、それぞれのリスクに応じた対応が求められている。最近の研究からは既往症や前回の分娩の状況から早産のリスクが評価されるようになった。また腸内細菌叢の研究からその改善による早産予防の可能性、羊水検査による子宮内感染の診断により新たな治療戦略の可能性が模索されている。現在使用されている治療方法としては、リトドリン塩酸塩、黄体ホルモンの使用方法について指針が変更される可能性がある。
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