早産への取り組み overview

切迫早産治療にはじまった早産への取り組みは、医学的ハイリスクへの個別化された予防治療、ローリスクを含めた予防医学へと広がっている。これらにより増加していた早産率は横ばいになったが、さらなる減少のため、切迫早産治療では目的や方法の再考が求められ、医学的ハイリスクでは複数の方法をあわせたコンビネーション治療が検討され、予防医学では合併症そのものの減少が期待されている。また、社会的要因も早産に関連し、保健指導や行政的取り組みも、早産率減少に寄与する可能性がある。