投稿論文 症例報告
リトドリン長期投与後に反跳性高カリウム血症を来し集中治療管理が必要となった1症例
黒川 右基
1
,
加藤 崇央
,
松田 祐典
,
松浦 千穂
,
中野 由惟
,
大橋 夕樹
,
小山 薫
1埼玉医科大学総合医療センター 麻酔科
キーワード:
Glucose
,
Insulin
,
Ritodrine
,
高カリウム血症
,
術後合併症
,
帝王切開術
,
期外収縮-心室性
,
クリティカルケア
,
早産-切迫
,
長期投与
Keyword:
Ritodrine
,
Glucose
,
Hyperkalemia
,
Insulin
,
Postoperative Complications
,
Critical Care
,
Cesarean Section
,
Ventricular Premature Complexes
pp.1120-1124
発行日 2022年10月10日
Published Date 2022/10/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2023009698
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リトドリンは副作用として低カリウム血症を来すことが知られているが,投与終了後の反跳性高カリウム血症の報告は少ない。本症例は,切迫早産でリトドリンを長期投与されており,帝王切開術後に反跳性高カリウム血症を来し,集中治療管理を要した。母体,胎児への影響を考え,リトドリンの長期使用を見直す必要がある。
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