特集 婦人科腹腔鏡下手術TLH/LM/LCの基本とコツ
腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術(LC)、腹腔鏡補助下卵巣嚢腫摘出術(LAC) 腹腔鏡下卵巣チョコレート嚢胞摘出術(LC)の適応と基本
竹内 亜利砂
1
,
甲賀 かをり
1東京大学 大学院医学系研究科産科婦人科学講座
キーワード:
腹腔鏡法
,
卵巣嚢胞
,
子宮内膜嚢胞
Keyword:
Laparoscopy
,
Ovarian Cysts
pp.410-415
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022152640
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子宮内膜症は、生殖年齢女性の約10%に認められる良性疾患であり、卵巣はその主たる罹患臓器である。また、不妊女性の約30~50%に子宮内膜症の合併があるといわれており、子宮内膜症による破裂や感染および卵巣機能低下を懸念して手術を行うべきなのか、もしくは手術による卵巣機能低下を回避するために保存療法をすべきなのか判断に迷うことが多い。本稿では、それぞれの卵巣機能低下への影響について考察を行い、さらには手術における卵巣機能低下を最小限にする手術手技の実際と留意すべきポイントについて概説する。
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