特集 On Fleek 産婦人科手術
Ⅰ.低侵襲手術
良性
6.腹腔鏡下卵巣囊腫摘出術(LC)
竹内 亜利砂
1
,
甲賀 かをり
1
Takeuchi Arisa
1
,
Koga Kaori
1
1東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座
pp.1237-1243
発行日 2018年10月31日
Published Date 2018/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000619
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生殖年齢の女性の良性卵巣腫瘍(成熟囊胞性奇形腫,漿液性腺腫,粘液性腺腫,子宮内膜症性卵巣囊胞など)に対しては,腹腔鏡下囊腫・囊胞摘出術が選択されることが多い。方法はすべての操作を体内で行う体内法と,一部の操作を体外で行う体外法がある。囊腫内容の性状によっては内容液流出の軽減に努めるような工夫が必要である。いかなる手術においても卵巣実質へのダメージが問題となるが,特に子宮内膜症性卵巣囊胞の摘出の際には注意が必要である。
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