症例
難治性卵巣子宮内膜症性囊胞に対し、腹腔鏡下囊胞摘出術後再発、再度囊胞摘出術後顕微受精で妊娠に至った不妊症の1例
徐 恒杰
1
,
石黒 彩
,
稲葉 明美
,
室之園 悦雄
,
丸山 正統
1丸山記念総合病院 産婦人科
キーワード:
再手術
,
再発
,
MRI
,
超音波診断
,
胚移植
,
腹腔鏡法
,
不妊症-女性
,
卵巣嚢胞
,
妊娠転帰
,
子宮内膜嚢胞
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
Infertility, Female
,
Reoperation
,
Laparoscopy
,
Pregnancy Outcome
,
Ovarian Cysts
,
Embryo Transfer
,
Recurrence
pp.755-759
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021218440
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子宮内膜症患者の30~50%は不妊症を合併するといわれているが、不妊症になる機序は明らかでないことから、その治療方針についていまだコンセンサスは得られていない。われわれは腹腔鏡下卵巣子宮内膜症性嚢胞摘出術後再発、採卵胚移植後卵巣嚢胞感染に対して再度卵巣嚢胞摘出後、凍結胚移植で妊娠に至った1例を経験した。卵巣子宮内膜症性嚢胞合併不妊症の治療について手術の有用性および術式は十分な検討が必要と考えられた。
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