特集 婦人科腹腔鏡下手術TLH/LM/LCの基本とコツ
腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術(LC)、腹腔鏡補助下卵巣嚢腫摘出術(LAC) 卵巣チョコレート嚢胞に対する手術のコツ microsurgical approachを意識した嚢腫摘出術および再発させない治療戦略
岩井 夏実
1
,
松本 貴
1伯鳳会大阪中央病院 婦人科
キーワード:
再発
,
腹腔鏡法
,
卵巣嚢胞
,
子宮内膜嚢胞
Keyword:
Laparoscopy
,
Ovarian Cysts
,
Recurrence
pp.416-421
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022152641
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卵巣チョコレート嚢胞の管理をする際に、必ず意識することは患者各人のライフステージにあわせた適切な治療を行うことである。温存手術としての嚢腫摘出術を行う際には、卵巣機能を保つことに最大限注意を払う必要があり、そのうえで大切となるのがmicrosurgical approachである。その工夫として、卵巣嚢腫壁と髄質との間の液性剥離法やStrippingを極力さけ繊細な核出操作を行っている。本稿ではそれらについて具体的に解説していく。
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