症例
同側卵巣から発生した3種類の良性腫瘍に対し腹腔鏡下手術を施行した1例
細川 雅代
1
,
小倉 直子
,
北 采佳
,
三木 玲奈
,
北口 智美
,
村越 誉
1愛仁会千船病院 産婦人科
キーワード:
奇形腫
,
MRI
,
腫瘍-多発性原発
,
腹腔鏡法
,
卵巣腫瘍
,
卵巣嚢胞
,
嚢胞腺腫-漿液性
,
子宮内膜嚢胞
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Cystadenoma, Serous
,
Laparoscopy
,
Ovarian Cysts
,
Ovarian Neoplasms
,
Teratoma
,
Neoplasms, Multiple Primary
pp.676-679
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022222714
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卵巣には多種多様な腫瘍が発生するが、同側に異なる組織型の良性腫瘍が同時に発生することはまれである。同側から発生した3種類の良性卵巣腫瘍(子宮内膜症性嚢胞、成熟嚢胞性奇形腫および漿液性嚢胞腺腫)に対し、それぞれの卵巣腫瘍にあわせた摘出方法を選択することで、腹腔鏡下手術で安全に治療し得た1例を経験した。術後はそれぞれの卵巣腫瘍の再発を念頭においたフォローアップが必要である。
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