特集 新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
【III.診療体制】大阪府の取り組み
吉松 淳
1
,
竹村 昌彦
,
光田 信明
1国立循環器病研究センター 産婦人科
キーワード:
妊娠合併症-感染性
,
予防接種
,
多機関医療協力システム
,
母子保健
,
母体搬送
,
疾病の流行
,
COVID-19
,
COVID-19ワクチン
Keyword:
Multi-Institutional Systems
,
Vaccination
,
Pregnancy Complications, Infectious
,
COVID-19
,
Maternal Health Services
,
COVID-19 Vaccines
,
Epidemics
pp.298-302
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022135873
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大阪府の妊婦ではじめてCOVID-19感染者が発生したのは2020年4月初めであった。それ以降、大阪産婦人科医会のリーダーシップの下、平時に産科救急・母体搬送をマネージメントしている産婦人科診療相互援助システムが中心となって対応にあたった。本稿ではこの既存のシステムがどのように機能したのか、また、行政が主導するCOVID-19対応にどのようにかかわってきたかを時系列に沿って記述した。その間に行った大阪府における妊婦のCOVID-19感染の実態調査の結果についても触れる。
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