特集 少子化時代における就労女性の不妊治療
就労女性が妊娠できる環境づくり
五十嵐 敏雄
1
,
倉澤 健太郎
,
宮崎 亮一郎
,
木下 勝之
1帝京大学ちば総合医療センター
キーワード:
労働衛生
,
不妊症
,
保健医療政策
,
社会的支援
,
就労女性
Keyword:
Women, Working
,
Infertility
,
Health Policy
,
Occupational Health
,
Social Support
pp.1489-1496
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022034125
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現行の少子化対策は出産された人や不妊治療中の人には有用で、妊娠しやすい環境は整いつつある。しかしながら、日本の少子化は深刻で、出産率は年々減少している。原因として結婚しない人の増加や晩婚化もあるが、今や大多数である就労女性を少子化対策の対象として捉えていない問題が大きい。就労女性は子どもを望んでも立場的に妊娠しづらく、時間的に不妊治療に通えない状況にある。「就労女性が妊娠できる環境づくり」に社会全体で取り組むことこそ、女性活躍や少子化対策につながる大切なカギになると考える。
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