特集 帝王切開-明日からできる工夫と留意点-
特殊な状況 15.産褥子宮全摘術
小畑 聡一朗
1
,
青木 茂
1横浜市立大学附属市民総合医療センター総合周産期母子医療センター
キーワード:
産褥
,
子宮摘出術
Keyword:
Hysterectomy
,
Postpartum Period
pp.1247-1251
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021341150
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
産褥子宮全摘術は血液凝固異常を伴うことがあり、組織が軟らかいなど通常の子宮摘出術に比して難度が高いことが多い。産科危機的出血に対して近年は画像下治療(IVR)で保存的に対応が可能なケースもあり、以前よりも産褥子宮全摘術を要する機会は減った。しかしながらIVRはすべての分娩施設でできる手技ではなく、IVRが無効なケースも存在することから、産褥子宮全摘術の手術手技はすべての産科医が必ず身につけておかなければいけない手技である。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.