特集 婦人科ロボット支援手術コンパクトマニュアル
良性疾患の子宮全摘術
西澤 春紀
1
,
廣田 穰
,
安江 朗
1藤田医科大学 産婦人科
キーワード:
子宮筋腫
,
子宮摘出術
,
ロボット手術
Keyword:
Leiomyoma
,
Hysterectomy
,
Robotic Surgical Procedures
pp.293-298
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020163530
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ロボット支援手術は、次世代の手術システムとして2018年4月より産婦人科領域において保険収載され、今後は全国的な普及が期待されている。当施設では2012年4月より子宮筋腫に対するロボット支援手術を開始し、設置ポートの減数化や、double bipolar法の活用などによって、より低侵襲で安全な手術操作に努めている。ロボット支援手術による3D画像や自由度の高い操作性は、従来の腹腔鏡を超える精緻で高度な手術操作を可能にし、一部のエキスパートにしか実施できなかった手術を補完するとともに、新たな潮流を築いていくものと思われる。
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