特集 婦人科ロボット支援手術コンパクトマニュアル
広汎子宮全摘術
横山 良仁
1
1弘前大学 医学部産科婦人科学講座
キーワード:
開腹術
,
子宮頸部腫瘍
,
子宮摘出術
,
腹腔鏡法
,
ランダム化比較試験
,
ロボット手術
Keyword:
Laparotomy
,
Hysterectomy
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Laparoscopy
,
Robotic Surgical Procedures
pp.318-322
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020163533
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ロボット手術は骨盤底深い操作に威力を発揮する。したがって広汎子宮全摘術はロボット手術の対象となる理想的な手術となる。しかし子宮頸がん症例に対する鏡視下手術(ロボット手術を含む)の治療成績が開腹に比べ有意に劣るというLACCトライアルの結果が発表されて以降混乱が続いている。長径2cmまでのIB1症例であれば予後に影響はない。大切なことは適応であろう。自律神経温存に秀でたロボット手術の利点を生かした臨床での活用を継続すべきである。
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