特集 帝王切開-明日からできる工夫と留意点-
特殊な状況 13.超緊急帝王切開
石岡 伸一
1
1札幌医科大学 産科周産期科
キーワード:
帝王切開術
,
緊急手術
Keyword:
Cesarean Section
pp.1233-1238
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021341148
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超緊急帝王切開は、帝王切開の中でも特に緊急性の高いものであり、方針決定後、ほかの要件を一切考慮することなく、直ちに手術を開始し、一刻も早い児の娩出を図る帝王切開術と定義され、一般には帝王切開決定より30分以内に児を娩出することが求められている。高次施設では産科医、小児科医、麻酔科医、手術室看護スタッフ、病棟看護スタッフの協力体制を含めた児娩出までの時間短縮、一次施設では異常の早期発見、母体搬送手順の迅速化が重要で、普段からのシミュレーションが重要である。
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