特集 骨盤臓器脱(POP)のすべて-診断と治療の最前線-
治療各論 骨盤臓器脱の治療法 経腟メッシュ手術に関する現在の考え方
成本 一隆
1
1聖路加国際病院 泌尿器科
キーワード:
外科用メッシュ
,
性交疼痛症
,
治療成績
,
膀胱瘤
,
骨盤内臓器脱
,
尿道下スリング
Keyword:
Surgical Mesh
,
Dyspareunia
,
Treatment Outcome
,
Suburethral Slings
,
Cystocele
,
Pelvic Organ Prolapse
pp.1100-1105
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021321219
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2004年にフランスで開始された骨盤臓器脱に対する経腟メッシュ手術は、誰にでもできる簡単な術式として登場するも術後疼痛・メッシュ露出などの関連合併症により海外では禁止される国も出るようになった。日本ではメッシュ関連合併症は少なく、良好な成績であることからポリテトラフルオロエチレンメッシュを用いた術式が継続中である。短時間で施行可能な術式ではあるが、熟練者の指導の下で施行することが望ましい。
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