症例
当科における全腹腔鏡下子宮全摘術後に発症した尿管腟瘻の2症例
早坂 篤
1
,
石山 美由紀
,
嶋田 未知
,
松本 沙知子
,
大山 喜子
,
赤石 美穂
,
大槻 愛
,
田邉 康次郎
,
大槻 健郎
1仙台市立病院 産婦人科
キーワード:
MRI
,
子宮筋腫
,
子宮摘出術
,
術後合併症
,
ステント
,
腹腔鏡法
,
卵巣嚢胞
,
子宮内膜嚢胞
,
尿管腟瘻
,
尿管膀胱吻合術
Keyword:
Hysterectomy
,
Leiomyoma
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Laparoscopy
,
Ovarian Cysts
,
Postoperative Complications
,
Stents
pp.763-768
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00535.2016353390
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過去9年間に著者らが経験した全腹腔鏡下子宮全摘術後に発症した尿管腟瘻2例について検討した。その結果、尿管腟瘻の原因として、1例は過剰な尿管剥離によるもの、もう1例はパワーソースによる熱損傷の可能性がそれぞれ示唆された。これらのことから、尿管損傷を予防するためには最小限の剥離とパワーソースの選択、その使用頻度を最低限にすることが重要と考えられた。
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