新しい局面を迎えた肺癌診療
《小細胞肺癌治療の考え方と実践》二次治療のエビデンス
石黒 敦
1
,
西條 康夫
1弘前大学 腫瘍内科学
キーワード:
抗腫瘍剤
,
腫瘍再発
,
EBM
,
第II相試験
,
第III相試験
,
治療成績
,
ランダム化比較試験
,
Topotecan
,
Amrubicin
,
抗腫瘍プロトコール
,
肺癌-小細胞
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Treatment Outcome
,
Clinical Trials, Phase II as Topic
,
Clinical Trials, Phase III as Topic
,
Evidence-Based Medicine
,
Topotecan
,
Antineoplastic Protocols
,
Small Cell Lung Carcinoma
,
Amrubicin
pp.751-756
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013010642
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・小細胞肺癌に対する初回導入化学療法としてcisplatin+irinotecan、あるいはcisplatin+etoposideによる併用療法4コースが標準であり、維持化学療法は行われない。・再発小細胞肺癌の二次治療に際しては初回治療終了後から再発までの期間が重要であり、再発部位、performance status(PS)などを考慮する必要がある。・二次治療における標準的な化学療法は確立していない。・肺癌診療ガイドライン(2011年3月)によれば、sensitive relapseでは再発時の化学療法の効果が高く、re-challengeをはじめ化学療法を行うように勧められているが、refractory relapseに対する化学療法の意義は確立していない。
©Nankodo Co., Ltd., 2012