原著
腹腔鏡下子宮全摘術における噴霧式合成吸収性癒着防止材の使用経験
飯沼 洋一郎
1
,
小田切 哲二
,
麩澤 章太郎
,
山本 竜太郎
,
竹内 肇
,
杉山 沙織
,
中嶋 えりか
,
箱山 聖子
,
吉田 俊明
,
光部 兼六郎
1JA北海道厚生連旭川厚生病院 産婦人科
キーワード:
エアゾール
,
子宮摘出術
,
腹腔鏡法
,
癒着
Keyword:
Hysterectomy
,
Tissue Adhesions
,
Aerosols
,
Laparoscopy
pp.851-855
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020296779
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術後癒着の防止は重要である。癒着防止材として布状、フィルム状の貼付タイプの製剤が使用されてきたが、近年、噴霧式合成吸収性癒着防止材アドスプレーが使用可能となった。当科にて2017年10月~2019年8月までの期間に、腹腔鏡下子宮全摘術の際にアドスプレーを使用した134症例についての成績を報告する。術後癒着に関連したと考えられる合併症が2症例で確認され、使用時に留意すべき点も確認された。
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