特集 婦人科ロボット支援手術コンパクトマニュアル
鏡視下手術(ロボット支援手術)のための手術解剖
仲村 勝
1
,
西尾 浩
,
青木 大輔
1慶應義塾大学 医学部産婦人科学教室
キーワード:
局所解剖学
,
婦人科外科
,
ロボット手術
Keyword:
Gynecologic Surgical Procedures
,
Anatomy, Regional
,
Robotic Surgical Procedures
pp.288-292
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020163529
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ロボット手術を含めた鏡視下手術においては、骨盤解剖の理解がより重要とされる。開腹手術では、手術解剖に基づいて腔を展開することや、用手的な牽引によって腔の間に形成される「靱帯」を集束結紮処理することが1つの特徴である。一方で、鏡視下手術では、細かな血管や神経を視認同定しやすくなっていることがその理由としてあげられる。しかし、開腹であれ鏡視下手術であれもととなる解剖は同一のものであり、本稿では手術に必要な骨盤内の血管や神経について整理をした。
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