特集 婦人科ロボット支援手術コンパクトマニュアル
da Vinciとその周辺機器の特性と使い方のコツ
安藤 正明
1
,
柳井 しおり
,
菅野 潔
1倉敷成人病センター 婦人科
キーワード:
機器のデザイン
,
婦人科外科
,
ロボット手術
Keyword:
Equipment Design
,
Gynecologic Surgical Procedures
,
Robotic Surgical Procedures
pp.277-282
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020163527
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従来の腹腔鏡手術は2次元の視野で細長い鉗子を用いて行うものであった。鉗子の動きには制限があり、特に複雑な手術(悪性腫瘍手術など)では難易度が高く術者の経験と技量が問われるため普及しにくく、learning curveの短縮が期待されてきた。このような背景の中、良性疾患に対する子宮全摘術、初期子宮体癌に対するロボット手術が保険収載されたこともあいまって今、急速に普及しつつある。筆者らは2013年にロボット支援下悪性腫瘍種手術を開始、2018年から良性疾患の子宮全摘も開始して650例を超えるロボット支援下手術を行ってきた。これらの経験からda Vinciとその周辺機器の特性と使い方のコツについて述べる。
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