症例
腟閉鎖術後に手術加療し診断した子宮体癌の1例
村岡 純輔
1
,
大塚 晃生
,
山内 綾
,
寺尾 公成
1宮崎県立延岡病院 産婦人科・周産期科
キーワード:
MRI
,
子宮脱
,
子宮摘出術
,
子宮内膜腫瘍
,
術前評価
,
腟
,
CA-125抗原
,
CA-19-9抗原
,
類内膜癌
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Hysterectomy
,
Uterine Prolapse
,
Carcinoma, Endometrioid
,
Endometrial Neoplasms
,
CA-125 Antigen
,
CA-19-9 Antigen
,
Vagina
pp.225-228
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020137225
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症例は76歳女性。71歳時に完全子宮脱の診断で腟閉鎖術を受けた。術後5年目に異常帯下の精査で画像検査を受け、子宮内膜の肥厚を認めた。手術前に腟閉鎖術の影響による子宮頸部と膀胱・直腸との位置関係と形状の変化を入念に確認した。術後に子宮体癌IB期と診断した。腟閉鎖術後の婦人科悪性疾患の報告は少なく、診断や治療法の選択に苦慮することが多い。本症例では慎重な術前計画を行い首尾よく手術療法を施行し得た。
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