特集 一から学びなおす 婦人科がん化学療法有害事象の管理
消化管障害 下痢・消化管穿孔
富田 友衣
1
,
岡留 雅夫
1国立病院機構九州がんセンター 婦人科
キーワード:
下痢
,
抗腫瘍剤
,
生殖器腫瘍-女性
,
腸穿孔
,
免疫系疾患
,
重症度指標
,
Irinotecan
,
Bevacizumab
,
分子標的治療
,
免疫学的抗腫瘍剤
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Immune System Diseases
,
Antineoplastic Agents, Immunological
,
Bevacizumab
,
Genital Neoplasms, Female
,
Severity of Illness Index
,
Diarrhea
,
Intestinal Perforation
,
Irinotecan
,
Molecular Targeted Therapy
pp.123-127
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020137209
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近年婦人科悪性腫瘍には様々な種類の殺細胞性抗悪性腫瘍薬、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬が使用され、その治療効果は期待できるものであるが、それらの薬物療法によってもたらされる有害事象も多岐にわたっている。下痢症状などの腸管障害はそれらの有害事象の中でも発現頻度は決して低くなく、臨床ではよく遭遇するものである。本稿では薬物療法による下痢症状、消化管穿孔を含む薬剤性大腸炎を中心にその病態や対応方法について述べる。
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