特集 一から学びなおす 婦人科がん化学療法有害事象の管理
消化管障害 化学療法誘発性悪心・嘔吐
安部 正和
1
1静岡県立静岡がんセンター 婦人科
キーワード:
Carboplatin
,
Cisplatin
,
嘔吐
,
悪心
,
抗腫瘍剤
,
生殖器腫瘍-女性
,
多剤併用療法
,
Olanzapine
,
放射線化学療法
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Drug Therapy, Combination
,
Nausea
,
Carboplatin
,
Genital Neoplasms, Female
,
Vomiting
,
Cisplatin
,
Olanzapine
,
Chemoradiotherapy
pp.117-122
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020137208
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悪心・嘔吐はがん患者の約70%が経験する代表的な苦痛症状である。抗がん治療によって引き起こされる最も代表的な悪心・嘔吐は化学療法誘発性悪心・嘔吐である。婦人科がん化学療法で中心的な役割を果たすプラチナ製剤は催吐性の強い抗悪性腫瘍薬であり、婦人科医は制吐療法を十分に理解していなければならない。本稿では、シスプラチン、カルボプラチンに対する標準制吐療法および化学療法による悪心・嘔吐に保険適用になったオランザピンを使った新しい制吐療法を解説する。
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