Special feature 知る・学ぶ・実践する 水回りの感染制御
■Facility
医療施設における水回り設備の感染制御
-―レジオネラ対策を中心に
縣 邦雄
1
1アクアス株式会社 技術顧問
pp.286-292
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000157
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レジオネラ症対策の要点
レジオネラ症は各種水回り設備でレジオネラ属菌が増殖して,レジオネラを含むエアロゾル(微細水滴)が飛散し,人が吸い込むことで感染する。土壌や腐葉土由来の感染例もある,人から人への感染は報告されていない。
レジオネラ症の防止対策は,水回り設備のレジオネラの抑制,およびエアロゾルの発生防止と吸入防止である。水中のレジオネラを抑制するには,増殖の場であるアメーバ類を含む生物膜を無くす,および水に殺菌力を持たせて浮遊のレジオネラを殺菌する。
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