Special feature 国内・海外のガイドラインから読み解く 手術部位感染(SSI)対策の正解
■New Approach
SSI対策における陰圧閉鎖療法の展望
-―国内・海外での適応状況と実際の有用性
清水 潤三
1
1市立豊中病院 外科 部長
pp.340-345
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000084
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はじめに
陰圧閉鎖療法(Negative Pressure Wound Therapy:NPWT)は急性および慢性の創傷ケアに広く用いられている。NPWTは治癒傾向のない糖尿病性壊疽や,熱傷および外傷,さらには手術創など,多くの種類の創傷の標準的なケアとなってきている。また最近では,予防的に切開創にNPWTを使用することでSSIを回避する試みも行われるようになってきている。
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