Special feature CDI・ノロウイルス感染症との戦い方 腸管感染予防策
■Scene 腸管感染予防策の最前線―アウトブレイク事例に学ぶ発見から対処までの実際
❸小児病棟・小児施設
御代川 滋子
1
,
堀越 裕歩
2
1東京都立小児総合医療センター 看護部 ICT 感染管理認定看護師
2東京都立小児総合医療センター 感染症科医長
pp.70-74
発行日 2019年1月15日
Published Date 2019/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000021
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はじめに
小児は,他者の介助を受けながら日々成長発達をしていく。日常的におむつ交換や排泄介助が必要であり,病棟内でノロウイルスやロタウイルスなどを含む感染性胃腸炎が発生すると伝播のリスクが高くなる。乳児や経管栄養の患者は,その特性から便性がゆるいことも多く,ときに感染性胃腸炎の見極めも難しい。東京都立小児総合医療センター(当院)で発生したノロウイルスアウトブレイクの発生から収束までの対応を紹介する。
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