特集 救急でも抜かりなく 感染対策エマージェンシー
「救急外来部門における感染対策」の標準化を目指す 救急部門と感染制御部門の連携
佐々木 淳一
1
1慶応義塾大学 医学部救急医学
キーワード:
保健医療従事者
,
病院救急医療サービス
,
救急疾患
,
感染予防管理
,
部局間関係
,
標準化
Keyword:
Emergencies
,
Emergency Service, Hospital
,
Health Personnel
,
Reference Standards
,
Interdepartmental Relations
,
Infection Control
pp.46-50
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2018135924
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はじめに
日本救急医学会総会・学術集会開催時に,2011年より行われている企画セミナー「救急感染症塾」,2013年より復活した「ICD講習会」は,何れも数百人単位の参加者で溢れ,救急医療従事者において感染症・感染対策が大きな関心事の一つになっているといえる。救急医療の現場は日常の診療に直結する救急領域,特に救急外来部門における感染対策(感染制御:Infection Control)の最新情報を求めており,全国の救急外来部門で診療にかかわる医療従事者は多くの不安を抱えながら,行政よりの通達のみを頼りとして,各施設で独自の対応策を検討・実施,あるいは模索しているのが現実だといえる。
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