特集 救急でも抜かりなく 感染対策エマージェンシー
ハイリスク救急患者の特徴と感染対策の実際 妊産婦患者
大久保 智治
1
1京都第一赤十字病院 産婦人科
キーワード:
病院救急医療サービス
,
救急疾患
,
子かん
,
異所性妊娠
,
分娩後出血
,
前置胎盤
,
胎盤早期剥離
,
羊水塞栓症
,
流産
,
感染予防管理
,
母子保健
,
早産-切迫
Keyword:
Abruptio Placentae
,
Abortion, Spontaneous
,
Emergencies
,
Emergency Service, Hospital
,
Embolism, Amniotic Fluid
,
Eclampsia
,
Postpartum Hemorrhage
,
Maternal Health Services
,
Pregnancy, Ectopic
,
Placenta Previa
,
Infection Control
pp.61-65
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2018135927
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はじめに
妊産婦は救急外来を受診するケースが多いが,基本的には産婦人科医が対応することが多い。産婦人科医が常駐しない救急外来や,妊産婦が産婦人科疾患を念頭に置かない場合に一般救急医が対応する可能性がある。妊産婦も救急受診動機は様々であるが,疾患的にはかなり限定されることが多い。救急対応医はこれら妊産婦特有の疾患概念とその特徴を理解し,感染対策をとることが肝要である。まず代表的な妊産婦救急疾患をあげ,それぞれの代表的疾患の特徴を説明する。最後に妊産婦に対する感染対策についてまとめる。
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