特集 救急でも抜かりなく 感染対策エマージェンシー
救急医療における感染対策の基本 救急外来の環境整備 物品の管理から処置後の清掃まで
宮崎 泰斗
1
1東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター
キーワード:
病院救急医療サービス
,
消毒
,
診療ガイドライン
,
病院資材器具管理
,
病院施設管理
,
マニュアル
,
ノロウイルス
,
清掃
Keyword:
Disinfection
,
Emergency Service, Hospital
,
Housekeeping, Hospital
,
Materials Management, Hospital
,
Manuals as Topic
,
Practice Guidelines as Topic
,
Norovirus
pp.20-25
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.34426/J04878.2018135920
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はじめに
『救急外来』と聞いて読者方が思い浮かべるのはどのような姿・光景だろうか。狭い,いつも人が忙しく行き来している,汚れている,物品や機器が雑然と置かれている,といった辺りではないだろうか。基本的な環境整備や感染対策の考え方については救急外来でも他の院内環境でも違いはないが,救急医療を担うスタッフは,ともすれば自身への危険さえ顧みずに患者対応に臨んでしまう事もあるし,清潔さよりも迅速に対応できる事を重視してしまうかも知れない。このような救急外来の“特殊性”について考えながら環境整備を見 て行きたい。
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