特集 呼吸器領域の抗菌薬の使い方 - 最新エビデンスから導く基本と応用
呼吸器領域における抗菌薬の使い方 マクロライド系薬
石井 誠
1
1慶応義塾大学 医学部呼吸器内科
キーワード:
悪心
,
気道感染
,
肺炎-肺炎球菌性
,
肺炎-マイコプラズマ性
,
腹痛
,
薬物相互作用
,
CD11抗原
,
Clarithromycin
,
Macrolides
,
診療ガイドライン
,
免疫調節
,
長期投与
,
びまん性汎細気管支炎
Keyword:
Drug Interactions
,
Nausea
,
Respiratory Tract Infections
,
Pneumonia, Pneumococcal
,
Pneumonia, Mycoplasma
,
Abdominal Pain
,
Macrolides
,
Clarithromycin
,
Practice Guidelines as Topic
,
CD11 Antigens
,
Immunomodulation
,
Diffuse Panbronchiolitis
pp.185-191
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2019012928
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マクロライド系抗菌薬は、マイコプラズマなどの非定型肺炎に第一選択の薬剤である。その抗菌作用に加え、菌への修飾作用や宿主側への免疫調整作用が知られ、実臨床でもびまん性汎細気管支炎(DPB)を含む好中球性炎症性気道疾患に対するマクロライド少量長期療法が標準治療として行われている。本稿では、マクロライドの抗菌薬としての作用と、さらに抗菌薬以外の免疫調整作用に関して、特に筆者がマウスモデルを用いた検討で得た、マクロライドで誘導される免疫調整性細胞集団の新しい知見も含め紹介したい。
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