特集 抗菌薬の「なぜ?」に答える
肺炎マイコプラズマのマクロライド耐性率はなぜ変化(増減)したのか?
大石 智洋
1
1川崎医科大学 小児科学講座
キーワード:
肺炎-マイコプラズマ性
,
Clarithromycin
,
Macrolides
,
クラリスロマイシン耐性
,
マクロライド耐性
Keyword:
Clarithromycin
,
Macrolides
,
Pneumonia, Mycoplasma
pp.1519-1522
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021021169
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<Key Points>(1)小児肺炎マイコプラズマ感染症において、2011~2012年に大流行がみられ、それとともに治療薬であるマクロライド系薬に対する耐性菌(MRMP)も増加した。(2)その後MRMPは、小児肺炎マイコプラズマの流行の増減と並行して増減を示した。(3)この理由として、肺炎マイコプラズマに対する抗菌薬処方量の変化や、肺炎マイコプラズマにおける分子疫学的typeの変化が挙げられる。
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