特集 正しい選び方・使い方を導く 成人肺炎の抗菌薬治療 最新ナビゲート
市中肺炎(CAP)の抗菌薬治療 非定型肺炎における抗菌薬の選び方・使い方 市中の薬剤耐性動向を踏まえて
宮下 修行
1
1川崎医科大学総合医療センター
キーワード:
Mycoplasma
,
Steroids
,
遺伝子型
,
抗炎症剤
,
抗細菌剤
,
肺炎-マイコプラズマ性
,
Macrolides
,
市中感染
,
診療ガイドライン
,
肺炎-異型
,
マクロライド耐性
Keyword:
Anti-Inflammatory Agents
,
Anti-Bacterial Agents
,
Genotype
,
Mycoplasma
,
Steroids
,
Pneumonia, Mycoplasma
,
Community-Acquired Infections
,
Macrolides
,
Practice Guidelines as Topic
pp.202-207
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2017360716
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非定型病原体の中で薬剤耐性株が存在するのはマイコプラズマで、14と15員環マクロライドに高度耐性を示している。ただし、耐性株は2012年をピークに減少傾向である。臨床的には、試験管内で耐性であることが実臨床での耐性に繋がらないため、日本マイコプラズマ学会ではマクロライド系薬を第1選択薬に推奨している。マクロライド系薬に効果が乏しい場合(投与後48~72時間で解熱しない場合)は、マクロライド耐性マイコプラズマ感染症を疑い、テトラサイクリン系薬やキノロン系薬に変更することを推奨している。
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