特集 呼吸器領域の抗菌薬の使い方 - 最新エビデンスから導く基本と応用
呼吸器領域における抗菌薬の使い方 抗MRSA薬 グリコペプチド系薬・オキサゾリジノン系薬・アミノグリコシド系薬
田中 悠
1
,
青島 正大
1鉄蕉会亀田総合病院 呼吸器内科
キーワード:
Aminoglycosides
,
Vancomycin
,
危険因子
,
気道感染
,
抗細菌剤
,
糖ペプチド
,
ブドウ球菌感染症
,
Teicoplanin
,
Oxazolidinones
,
Arbekacin
,
Linezolid
,
菌血症
,
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
Keyword:
Linezolid
,
Aminoglycosides
,
Anti-Bacterial Agents
,
Glycopeptides
,
Respiratory Tract Infections
,
Risk Factors
,
Staphylococcal Infections
,
Bacteremia
,
Oxazolidinones
,
Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus
,
Arbekacin
,
Vancomycin
,
Teicoplanin
pp.192-196
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2019012929
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呼吸器領域におけるMRSA感染症は、日常臨床では主に医療・介護関連肺炎、院内肺炎、人工呼吸器関連肺炎で経験する。しかしながら、MRSAは上気道・下気道に常在しており、細菌学的検査において真の原因菌かどうかについては判断が難しい場合が少なくない。MRSAによる呼吸器感染症に対して使用可能な抗MRSA薬はバンコマイシン、テイコプラニン、リネゾリド、アルベカシンの4剤であるが、リネゾリド以外はTDMが必要である。MRSAが原因でないことが判明したら、抗MRSA薬の中止を検討する。
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