特集 結核・非結核性抗酸菌感染症の今-併発・合併症としての対策を踏まえて
多剤耐性結核・超多剤耐性結核の診断・治療 デラマニドの使い方を含めて
露口 一成
1
1国立病院機構近畿中央胸部疾患センター 臨床研究センター感染症研究部
キーワード:
超多剤耐性結核
,
Delamanid
Keyword:
Extensively Drug-Resistant Tuberculosis
,
OPC-67683
pp.46-51
発行日 2017年3月10日
Published Date 2017/3/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2017146994
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多剤耐性結核(multidrug-resistant tuberculosis:MDRTB)とは、イソニアジド(INH)とリファンピシン(RFP)の両薬剤に耐性の結核と定義される。MDRTBは人為的に作られたものである。その治療は困難であり多数の薬剤による長期の投与を要する。近年、新規抗結核薬のデラマニドが登場したが、耐性化を防ぐために使用にあたっては厳格な制御が必要である。
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