今月の主題 肺炎
よくみられる呼吸器感染症の診断と治療
結核・多剤耐性結核
二宮 清
1
1国立療養所福岡東病院
pp.2062-2065
発行日 2003年12月10日
Published Date 2003/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102315
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ポイント
・結核の診断は病歴や胸部画像所見から結核を疑うことから始まる.咳が2週間以上長引く場合は,胸部X線検査と喀痰検査を実施する.
・肺結核の診断は喀痰の塗抹・培養検査により,結核菌を証明することであり,蛍光染色,液体培地,核酸増幅法などの利用により迅速診断が可能となる.
・活動性結核患者の治療は菌に感受性があり,作用機序の異なる抗結核薬を最低3剤以上一定期間併用する.
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