日本看護協会
常任理事のマンスリー通信
井本 寛子
1
,
木澤 晃代
1
,
田母神 裕美
1
,
松本 珠実
1
,
橋本 美穂
1
,
淺香 えみ子
1
1日本看護協会 常任理事
pp.12-13
発行日 2025年9月20日
Published Date 2025/9/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000002276
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- 文献概要
全国助産師職能委員長会を開催
47都道府県の助産師職能委員長および本会の助産師職能委員が8月初旬に参集し、「地域における生命(いのち)の誕生の伴走者として助産師の活躍推進・役割拡大~いま、助産師職能委員長に期待されること~」について議論しました。グループ討議では、少子化の影響で分娩数が減少し、産科混合病棟が増加している等の実情、産後ケア事業のニーズが高まる中、自治体ごとのルールや考え方が医療機関での委託の障壁になっている等の課題が報告されました。一方、助産師職能委員会が産科区域の特定を実施できていない県内の分娩取り扱い病院を「出産なび」で確認し、取り組みを促した結果、全病院が実施できたというグッドプラクティスも共有されました。ほかにも、助産師によるプレコンセプションケアの推進に向けて県行政に交渉を開始したという報告等もあり、地域で助産師の役割発揮がよりいっそう求められる中、各県の助産師職能が精力的に活動していることを共有し熱い時間を過ごしました。
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