日本看護協会
常任理事のマンスリー通信
井本 寛子
1
,
木澤 晃代
1
,
田母神 裕美
1
,
松本 珠実
1
,
橋本 美穂
1
,
淺香 えみ子
1
1日本看護協会 常任理事
pp.14-15
発行日 2025年7月20日
Published Date 2025/7/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000002177
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- 文献概要
2025年度事業の取り組み
先般行われた交流集会では、2024年に情報収集を進めてきた地域で助産師が役割発揮するための体制構築を主テーマに取り上げました。最初に、こども家庭庁より、国が推進している母子保健事業の解説が行われ、プレコンセプションケアや産後ケア事業などに関する助産師への役割期待が述べられました。その後、公立病院からの市保健センターへの助産師出向の事例、第8次医療計画で推進がはかられているセミオープンシステムを活用した妊産婦支援の事例について、それぞれ取り組み施設から具体的方策をご報告いただきました。「少子化だからと言って助産師の役割が減少しているわけではない! 少子化の時代だからこそ助産師がもっと地域で活躍すべきである」と会場から意見がありました。少子化の中にあって妊産婦の孤独感は高まり、よりいっそうの支援が必要です。また、女性の健康課題は社会問題となっています。今後も地域での助産師の活動がさらに広められるよう最後の1年しっかり取り組んでまいります。
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