常任理事のマンスリー通信

「新たな地域医療構想等に関する検討会」取りまとめが公表

　2040年に向けた「新たな地域医療構想等に関する検討会」では、2024年末に取りまとめを行う計画で検討が進められ、本誌が発行されるときには公表されていることと思います^★1。短期間での検討でしたが、非常に内容の濃い検討会でした。地域で生活する、医療を必要とする高齢者の増加、少子化に伴う生産年齢人口の減少に対して、安全で質の高い医療を提供するための体制をいかに確保するかが課題です。医師偏在、また医師の働き方改革への対応等、医師確保が議題として大きく示されましたが、医師がいても看護職をはじめとした医療従事者の確保ができなければ、安全な医療は提供できないことから、医師以外の医療従事者の人材確保、特に看護職の確保の必要性について、何回も意見を述べ、また議論の取りまとめの中にも記載されるよう、意見してきました。2026年度の都道府県の地域医療構想策定に向け、2025年度はガイドラインが作成されます。ぜひ、取りまとめをご一読ください。