日本看護協会
常任理事のマンスリー通信
吉川 久美子
1
,
井本 寛子
1
,
木澤 晃代
1
,
田母神 裕美
1
,
松本 珠実
1
,
橋本 美穂
1
1日本看護協会 常任理事
pp.14-15
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000001596
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- 文献概要
第5回「新たな地域医療構想等に関する検討会」を踏まえた所感
2040年を見すえた医療提供体制の検討として、本年3月から「新たな地域医療構想等に関する検討会」がスタートしていることは本誌6月号でお伝えしました。5月31日の第5回検討会では、看護職の立場から新たな地域医療構想に関し本会が考える重要なポイントとして、①外来看護の機能強化、②訪問看護事業所の機能強化・規模拡大、③看多機の機能強化・設置推進、④地域全体で看護職を育成・確保・共有の4点についてプレゼンテーションしました。人的資源の制約といった課題がある中で、構成員からは、「専門性の高い看護師の育成や確保」「夜勤ができる看護師の確保困難」「看護師の今後の供給」「地域全体で看護職の育成・確保・共有の実現のための方策」など多くの質問がありました。2040年に向けた看護職の役割の重要性や確保の必要性は共通認識とされていますが、今後は、さらに看護職自身が力をつけ活躍していくことが求められていると感じました。
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